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私立学校の場合、公立のように年に一度の教員採用試験さえ受けておけば良いというようなものはなく、複数のルートを通じて情報をより多く集めるという点が大切になってきます。

私学の採用形態は三種類あります。
「専任教諭」とはいわゆる正規採用で、民間企業でいうところの正社員です。
「専任教諭」として採用されると、基本的には定年までその学校で勤めることとなります。
「非常勤講師」は授業のみを担当するパートタイム的な立場です。
基本的に契約した授業時間のみ勤務し、校務分掌や学級担任を担当することはありません。
「常勤講師」は学校によって位置づけの若干違いがありますが、基本的に仕事内容や勤務の時間帯は専任教諭と変わりません。
異なるのは雇用期間が区切られているという点です。
基本的には一年ごとの契約更新となり、おおよそ3年前後を目安に「専任教諭」として採用するかどうかを判断するという学校が多いようです。

「常勤講師」および「専任教諭」の採用試験については、筆記試験・面接・模擬授業と一通りを課す場合が多いです。筆記試験の内容は学校によって様々ですが、専門科目の学科試験の結果を重視する学校が多いようです。特に中学高校の教員の場合、教職教養や一般常識の点数がどんなに取れていたとしても、専門科目が基準に届かないとその教科を専門的に教える教員としては適切ではないと判断されてしまいます。
試験のレベルは学校によっても幅がありますが、例えはセンター試験の問題などは毎年目を通すようにし、最低でも8〜9割は得点できる状態にしておきましょう。

専任教諭および常勤講師の採用試験は秋口(8月後半〜11月初め)が一番の山場になります。
公立の採用試験が終わってから私学の教員も考えようと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、その時期から情報収集を始めたのではせっかくの私学教員の採用選考の機会を逃す心配があるといえます。教員になる道を考えるのなら、公立の採用試験と並行して私学の教員採用の情報も集めておくことが大切です。
非常勤講師の求人の動きは年末から動き始め、年明けからが活発になります。