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コラム

校務分掌とは⑤「部活指導」のお仕事について知りたい!

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2021/10/22

私学には、「校務分掌」と呼ばれる仕事があります。学校運営のために必要な業務分担のことで、さまざまな校務を、教職員が役割分担しながら進めています。各種校務の仕事内容をご紹介する本シリーズの第5回は「部活動の指導」です。「部活の顧問って大変?」「部活動指導員ってどうなの?」といった疑問にお答えします。

部活動の指導は、校務分掌の一つ?得意分野の部活を担当できる?

部活動の指導を担うポジションとして、多くの学校で、顧問・副顧問などが置かれています。厳密に言えばそうした部活動の指導は、入試広報や教務といった校務分掌には含まれません。ただし校務と同様に、学校のほぼすべての教員が、いずれかの部活動の指導に携わるというケースが多いようです。

その理由の一つとして、公立に比べて私学ではクラブ数が多いことが挙げられます。また、学校によって部活動の位置づけは異なり、重視している学校は少なくありません。多く見ることができるのは、人間的成長の場という教育的意義から、部活動への参加を奨励しているケース。生徒の信頼が厚く、大きな影響力を持つ顧問が、学校全体の規律を維持する生徒指導の一端を担っているケースや、学校の知名度やイメージ向上という広報の観点から部活動に注力しているケースもあります。

イー・スタッフが扱う案件の中でも、「◯◯◯部の指導ができる方歓迎」といった記載が添えられる募集もあるほどです。部活動を大切にし、施設・設備なども整っている私学は、「部活動の指導に携わりたい」という思いがある方にとって、魅力的な場と言えるでしょう。学校によりますが、状況さえ許せば、中高時代に所属していたクラブ、得意とする競技や分野のクラブの顧問に就けるケースもあるようです。

部活動の顧問の仕事内容

主な仕事は、技術指導・安全管理、練習試合のセッティング、公式試合の申し込みといった事務処理、練習・公式試合の引率などです。審判をはじめ、大会運営のサポートを行うこともあります。

気になるのは、「これらの仕事をどのように分担するのか」という点ですが、専任教諭や常勤講師など、フルタイムで勤務する教員で分担するケースが多く見ることができます。学校によっては非常勤講師・事務職員が部活動の指導も業務に含めた形で採用され、技術指導の一端を担うこともあります。強豪クラブであれば、外部指導者に技術指導を委ねることもめずらしくありません。

部活動指導員って、どんな仕事?時給・勤務時間や働き方は?

2017年4月、「校長の監督を受け、部活動の技術指導や大会への引率等を行うこと」を職務とする部活動指導員が制度化されました。以前からあった外部指導者との大きな違いは、「顧問になることができる」という点。上記のように、技術指導だけにとどまらず、単独で試合等の引率も行うことができます。

部活動指導員は、顧問の教員と連携しながら、あるいは担当の教員の協力を得ながら、顧問としての業務を担います。平日は2時間程度、土日も変則的で、正職員という位置づけではないため、いわゆる副業として、「好きな競技・分野の指導に携わりたい」という思いから志望するケースなどを見ることができます。

部活動指導員の給与:例(イー・スタッフ取扱い実例)
【ケース1】バスケットボール部(アシスタント)時給1,400円 16:00-18:30 週1日
【ケース2】体操部 (実技指導※顧問は他にいる)時給2,900円  16:00-19:00 週2日
【ケース3】野球部 (実技指導※顧問はほかにいる)時給2,500円 16:00-19:00 週3-4日
【ケース4】卓球部 (顧問)時給2,500円 16:00-19:00 週4-5日

部活指導に関わる魅力とやりがいとは

部活動は、課外活動の一つ。「やりたい」「頑張りたい」という気持ちを持って自ら参加している生徒たちの成長の過程をそばで見守り、自分自身の指導や生徒たちの努力が成果につながる瞬間に立ち会えることが、顧問の醍醐味です。教員からは、「最初は乗り気ではなかったけれど、だんだん楽しくなって、気づけば夢中になっていた」といった声も聞かれるように、実際にやってみて気づく“面白み”があることがうかがえます。

中高の教育指導要領において部活動は、「学校教育の一環として」行われるものであり、「スポーツや文化及び科学等に親しませ、学習意欲の向上や責任感、連帯感の涵養等、学校教育が目指す資質・能力の育成に資するもの」と位置づけられています。自主性をはじめ、社会で活躍するために不可欠な力が養われるという意味では、まさに「生きる力」を育む場。生徒との信頼関係を確立し、その運営に携わることは、教員として過ごす日々に、より大きな充実感をもたらしてくれることでしょう。

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