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コラム

注目を浴びる非認知能力:どう伸ばす?どう評価する?

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非認知能力と学校教育

「非認知能力」とは?

近年、国内外で注目されている「非認知能力」という言葉。耳にした方も多いのではないでしょうか。「認知能力」とは、学力テストなどで計測できる能力のこと。「非認知能力」とは、認知能力以外の、数値化できない能力の総称です。自己管理能力・自己肯定感・コミュニケーション能力や問題解決力などが挙げられます。

ノーベル経済学賞受賞者として知られるジェームズ・J・ヘックマン教授は、非認知能力の提唱者でもあります。彼によって1960年代のアメリカで実施された就学前教育の社会実験では、非認知能力を育む2年間の幼児教育プログラムを受けたグループと受けていないグループを、40年にわたり追跡調査しています。その結果、プログラムを受けたグループは高校卒業率・持ち家率・平均所得が高く、生活保護受給率・逮捕率が低いというデータが得られ、人生における非認知能力の必要性が示されました。

新学習指導要領からも読み取れる、非認知能力の重要性

非認知能力は、「幼児期に育むもの」というイメージを持たれている方も多いかもしれません。しかし実際は、国内外のさまざまな機関がその重要性を認めており、初等教育・中等教育においても非認知能力の育成が不可欠であることがうかがえます。

OECD・アメリカの動き

OECD(経済協力開発機構)のレポートでは、人のスキルを認知的スキルと非認知的スキルとに分け、非認知的スキルを「社会情緒的スキル」と呼んでいます。「社会情緒的スキル」を、①忍耐力・自己抑制・目標への情熱を含む“目標の達成” ②社交性・敬意・思いやりといった“他者との交流” ③自尊心・楽観性・自信などの“感情コントロール” という3つの側面に関わるものと定義し、教育によって両方のスキルをバランスよく育むことが必要であるとしています。

このレポートが出された2015年、アメリカでは教育団体・CASELが推進する「SEL(Social and Emotional Learning)」が注目されました。「社会情緒的教育」と訳され、新時代を生き抜くための必要な社会性や情緒として、「自己への気づき(Self-Awareness)」「他者への気づき(Social Awareness)」「自己のコントロール(Self-Control)」「対人関係(Relationship Skills )」「責任ある意思決定(Responsible Decision-Making)」の5つを定義。すべての州において就学前までのゴール、さらに一部の州では高等学校までのゴールが設定され、教育活動に広く取り入れられています。

新学習指導要領が目指す「生きる力」

ここで、日本の新学習指導要領に目を向けてみましょう。『新学習指導要領リーフレット*』(文部科学省)の冒頭には、新学習指導要領に込められた願いとして、「これからの社会が、どんなに変化して予測困難になっても、自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、判断して行動し、それぞれに思い描く幸せを実現してほしい。そして、明るい未来を、共に創っていきたい」と記載されています。これはまさに、答えのない問いに対し解決策を自ら思考し、仲間と協調し積極的に挑んでいく力、イノベーションにつながるゼロからイチを生み出す力など、非認知能力の育成を目指すものといえます。コロナ禍により先行きの不透明さが増し、新たな課題が次々と出現するニューノーマル時代において、こうした非認知能力は、今まで以上に強く求められています。

*文部科学省(2019)「生きる力 学びの、その先へ」子供の未来を支える皆様と共有したい新しい学習指導要領

非認知能力の測定・診断:大学入試の変化と育成のための診断

社会の変化に対応すべく、大学ではすでに、非認知能力を重視した大学入試(総合型選抜・学校推薦型選抜)、すなわち、志望理由書・小論文・面接を重視した選抜方法への移行が進められています。私立大学入試では総合型選抜・学校推薦型選抜の合格者が定員の半数以上を占めており、国公立大学でも定員の3割を総合型選抜・学校推薦型選抜の合格者とする改革が進行中です。

もはや非認知能力の育成は、中等教育の使命の一つといっても過言ではないでしょう。非認知能力の発揮・育成の機会は他者と協働して課題に取り組む場面が最適です。学校行事などでの体験活動、総合的な学習/探究の時間、委員会活動、部活動などが注目されますが、工夫次第で教科の授業でも育成は可能です。教員一人ひとりが、その育成に携わることが大切なのです。

目に見えない非認知能力を育むことは、決して容易ではありません。これから教員になる方も、今まさに現場にいる方も、難しさを感じるところではないでしょうか。「どのような力が、どのくらい身についているのかを把握したい」「個々に適切な指導・サポートを行うことで、着実かつ確実に育みたい」。そんな現場の思いに応える非認知能力可視化・育成ツールも登場しているので、活用するのも一つの方法です。ここでは、非認知能力の育成に積極的に取り組む学校においてすでに導入されており、日々の活動に活かされている、ツール「DiscoveRe Method®(ディスカバリー メソッド)」をご紹介します。

非認知能力可視化・育成ツール『DiscoveRe Method®』(株式会社Z会ソリューションズ)とは

『DiscoveRe Method®』は体系的な非認知能力可視化・育成ツールです。アンケート形式の自己評価「セルフチェック」に加えて、テスト形式の「スキルチェック」による客観的評価が可能である点が大きな特長となっています。2つの診断結果に先生の視点も組み合わせることで一人ひとりの成長課題を見つけます。振り返りシートや「DiscoveReプランナー」(手帳)を用いて振り返りを行うことで具体的な行動変容を促します。
評価の指標には、JAXAがNASA等と定めた「宇宙飛行士として求められる行動と心構え」に基づいた8つの能力を用いています。

詳しくはこちら ➡https://www.zkai.co.jp/solutions/teacher/discovere_method/
※ DiscoveRe Method®はJAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)のサポートのもと、株式会社Z会ソリューションズとSpace BD株式会社が共同で開発しました。

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