E-staffアプリ
23年卒も応援!
アプリで採用情報検索
履歴書もスマホで作成

Z会

  1. 教員採用情報のイー・スタッフ TOP
  2. コラム
  3. 情報の教員になるために知っておくべきこと~2022年新学習指導要領~

コラム

情報の教員になるために知っておくべきこと~2022年新学習指導要領~

Share

Close

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
2022/07/29
情報の授業

情報の免許を持つ教員=“プロ” が少ない、レアな領域である情報科。新学習指導要領の導入に伴う新しい必履修科目のスタート、大学入学共通テスト教科への導入を受け、専門性を備えた教員の需要が高まっています。情報の先生になるには? 働き方は? どんな人が求められている? 情報科教員をめざす上で知っておきたいポイントを紹介します。

情報の先生に必要な免許は? 
通信制でも免許は取れる?

まず取得すべき免許は高等学校の「情報」。
教育学部のほか、経済学・経営学・工学・情報科学系など、幅広い学部・学科で取得可能であることが一つの特徴です。
通信課程を設けている大学もあり、大学卒業後に取得することもできます。文部科学省のホームページには、通信課程も含め、情報の免許が取得できる大学・学部等の一覧が掲載されていますので、ご参照いただければと思います。
●高等学校教員「情報」の免許資格を取得することのできる大学
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoin/daigaku/detail/1287078.htm
※文部科学省ホームページより(令和3年4月1日現在)

情報の教員は不足している?
新卒・民間からの転職組にもチャンス

情報の教員は、教育現場でのニーズが高まる中、どちらかといえば不足している現状があります。
その分、教員未経験の方、転職組にとってもチャンスをつかみやすい状況にあると言えます。
理系・文系や卒業後の進路を問わず、情報活用能力が必要不可欠であることに加え、情報という教科の内容・位置づけが大きく変化したことにより、教員にも教科の高い専門性が求められるようになってきているのです。

変化の一つとして、情報で学ぶ内容の高度化が挙げられます。新学習指導要領の導入に伴い、これまで選択必履修科目としていずれかを履修させることになっていた「社会と情報」「情報の科学」の2科目が統合され、必履修科目として「情報Ⅰ」がスタートしました。これまでプログラミングは「情報の科学」で扱われていましたが、約8割の高校が「社会と情報」を選択していたため、旧指導要領の下ではプログラミングを指導していない情報の教員も多くいたと考えられます。新学習指導要領で「情報Ⅰ」が必履修科目になったことにより、今後は高校生全員が、問題解決のためのプログラミングやネットワーク、情報セキュリティといったICTの基礎を学ぶこととなります。

そしてもう一つの大きな変化は、情報が、進路実現を左右する教科の一つになるということです。2025年の大学入学共通テストから、「情報」が教科として加わることが決まりました。科目は「情報Ⅰ」の1科目のみとなっています。国立大学協会が発表した基本方針(2022年1月28日付)によると、国立大学の一般選抜では原則的に大学入学共通テストの「情報」が課されることになっています。

情報の免許を持つ教員=“プロ” の需要が高まっていることは言うまでもありません。また、高い専門性や実践力が重視される傾向にあることから、学生時代からICT機器やICT教材を活用してきた新卒の方はもちろん、IT系企業で専門的な知識・スキルを身につけた方、業界問わずIT系の業務経験を持つ方も、有利に就職・転職活動を進められると考えられます。

情報の先生、採用の特徴は?
非常勤講師、常勤講師、専任教諭

情報は、主要5教科に比べて授業数が少ないのも特徴です。高1の「情報Ⅰ」が必履修科目になったとはいっても2単位の履修にとどまり、より高度な内容を学ぶ「情報Ⅱ」は選択科目となっています。
そのため、業務量としてはどうしても、他の教科より少ない状況です。
学校の規模にもよりますが、すでに「情報」の専任教諭が活躍されている学校であれば、2人目以降の「情報」教員を採用する場合は、非常勤講師を募集されるケースが多く見られます。

つまり、IT系エンジニアなどプロとして独立したフリーランスの方や定年退職した方、育児中の方、教員採用試験に向けて勉強中の方など、あえてフルタイムではない働き方を望む方にはぴったりの教科とも言えます。
勤務日数などの希望がある方には、一人ひとりの思い描く働き方を把握した上でマッチングしてもらえるエージェントへの登録をおすすめします。

一方、専任教諭をめざす場合は、上記通り、どうしても採用枠が少ないのが現状です。
そういったケースでは情報以外に複数の教科の教員免許を持っていることが大きなアドバンテージとなるでしょう。
また、情報の教科の専門性を高めておくことももちろん重要です。
高校生が授業で使っているICTツール(詳細は:オンライン授業② オンライン授業用ツール、学校は何を使っている?)学習内容を踏まえ、意欲を持って最新の専門性を磨くことで、チャンスをつかむことができるのではないでしょうか。

これからの情報教員に求められることとは

情報という教科の大きな特徴の一つは、日進月歩で進化する分野を扱う点にあります。高い専門性を持ちながら、絶えず学び続ける姿勢を持つことが大切と言えるでしょう。

また、2025年の大学入学共通テストから登場する新教科「情報Ⅰ」については、すでにサンプル問題が公表されており、例えばプログラミングの問題は、プログラミングの基本的な考え方を理解していなければ解読困難なものとなっています。試験問題の概要を踏まえ、出題傾向に対応した授業を行うことが大前提。並行して、各大学が情報の試験を課すのか否かといった情報収集も徹底したいところです。

●サンプル問題「情報」
https://www.mext.go.jp/content/20211014-mxt_daigakuc02-000018441_9.pdf
※文部科学省ホームページより(令和3年3月公表)

そして今、コロナ禍で加速化したGIGAスクール構想のもと、情報の教員の活躍の幅は大きく広がっていると感じます。オンライン授業の実施に向けて急遽、一人1台のタブレット端末を導入したある学校では、情報の教員が教員向け研修会で、授業でのICT活用についてレクチャーやサポートを行っていました。また10年以上にわたりICT活用を進めてきたある学校では、情報の教員が、ICTを活用した探究学習のさらなる進化に尽力しています。

情報科教員としての就職・復帰・転職を考えている方にとって、学校教育における情報の教員の存在感が高まっている今こそ、好機と言えるかもしれません。

●文部科学省 高等学校情報科に関する特設ページ
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1416746.htm

エントリーご希望の方は、まずはお気軽にご登録ください。